ニューヨーク滞在記

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米国生活を始めるに際しては色んなブログに助けられました。少なからず同じ事ができればと思い書いています。

【子育て】授乳すると感じる"不快感”、「D-MER」の症状

こんにちは^^ 

昨日の投稿に続き、今日は「D-MER」(ディーマー)という症状について書きたいと思います。

なぜならば、あまり知られていない症状らしく、かつ母乳育児をされているお母さんにとっては、とても不快だったり、辛く感じたりもするからです。
実際、私も「D-MER」の症状を経験し、授乳が辛かったです。この話を共有することによって、どなたかのご参考になれば嬉しいです。

✨「D-MER」とは?
D-MERとは、Dysphoric milk ejection reflexの略で、授乳すると不快な気持ちになったりする症状です。こちらのページに分かりやすく書いてあります:
[院長コラム] 授乳時の不快症状(D-MER)について | ゆいクリニック (沖縄市の産婦人科)

 


私自身、D-MERについては全く知りませんでした。ある時、ママ友に「授乳していると、物凄く孤独に感じたりするんだよね笑」と何となく話したら、「それ、D-MERっていう名前があるらしいよ」と教えてくれて偶然知りました。

大多数のお母さんは特に感じないものらしく、稀ではあるらしいです。また、症状の重度や、実際に感じるもの(不快感といっても様々)は人それぞれです。私の場合は孤独感、悲しみ、不安、そしてイライラでした。毎回、授乳を始めた直後から、5-15秒ぐらい感じ、ふっと消えます。

「何秒かだし、大したことない」と自分では思ってましたが、当時は毎日2-3時間おきに授乳をしていました。その度に、途方もない孤独感に襲われるので、どんどん辛くなっていきました。

✨ドクターに相談
D-MERの悩みが大きくなった当時は、産後2ヶ月未満でした。
ちょうど産後健診があったので、産婦人科の先生に相談をしたら、私が落ち込んでいるのを察して「こんな姿のあなたを見るのは心が痛い!大丈夫、もう十分頑張ったよ。無理しないで、授乳はやめてもいいと思うよ」と言ってくれました。
薬で改善するのかと聞いたところ、残念ながら無いとのことでした。
また、もしも授乳を続けたいのなら、「マザーズセンター」という団体の人を紹介してあげるとも提案してくれました。助産師の方達が働いているらしいのですが、D-MERの悩みの相談にも乗ってくれるそうです。私は、これ以上相談をしても、症状が無くなるような解決策はなさそうだなと思い、特に利用しませんでした。

その2週間後、小児科健診があったので、そこの先生にも相談しました。
すると、「なるほどね。無理はしないでね。でもできる範囲で母乳をあげてみて」と言われました。抗体とか入ってるし、やはり赤ちゃんにはいいからと。

✨D-MERがちょっと楽になった工夫
二人の先生と話した結果、一旦はミルク・授乳の混合を続けることにしました。
赤ちゃんの為に良いらしい、という点もありましたし、お乳を飲んでいる自分の子供は本当に可愛いからです。

授乳は無理しない程度に、気ままに続けました。するとミルクの比率の方が圧倒的に多くなり、最終的には授乳2割、ミルク8割のイメージでした。
この時、母乳が止まらないように、搾乳もなるべくしていました。搾乳中も孤独感が過ぎる為、無理しない程度に、気ままに

搾乳できる母乳の量が少なくて、自分の体にガッカリすることもたくさんありました。当時、子供は一度のミルクで150mlぐらい飲んでたと思いますが、私が搾乳できる量は20-40mlで精一杯でした。

毎回自分に失望しながら、「母親として不足してるのかな」といった考えが過ぎりました。(全くそういった事はないのですが!💦この考え方、自分にフェアでないですし、母親業を、長期でかなり多岐に渡る大仕事として冷静に捉えてみると、全然そういった事はないと思います💦)

ネガティブな考えが過ぎる度に、「大丈夫、ちゃんと頑張った!」と自分に言い聞かせて、気にしないようにしました^^ パートナーにもD-MERのことは何度も相談し、「うん、大丈夫だよ。がんばったよ!大変なのに、ありがとう」と応援してもらうようにしました。

また、授乳や搾乳をする時は必ず楽しい映画かドラマを見ながらにしました。不安を感じても気が紛れて、ふっと消えると単純に映画を楽しめるので、私には合った工夫でした。ちょうどディズニープラスに登録していたのでよかったです笑


✨結局、完全ミルクに移行!
D-MERに悩みすぎない工夫をしましたが、やはり症状が気になり続けました。毎回本当に不快ですし、自分の体、というか自分を、責めてしまいました。責めることは全く無いのですが!😅

なので、3ヶ月ちょっと経った頃、思い切って完全ミルクにしました。そうしたら、精神的に、そして毎日の生活も、全体的にだいぶ楽になりました。

ミルク育児だと赤ちゃんへの影響が心配だったり、ボトルを毎回洗うのが億劫だったり、粉ミルクを買うお金もかかるので、そっちの方がストレスと思う方もいらっしゃると思います。どう感じるかは人それぞれなのですが、私はD-MERからの開放感や、あと何ヶ月もずっとやらなくていいんだ!!と思うと、ただただ嬉しかったです😂

赤ちゃんへの影響については、私も人並みに調べてみましたが、専門家の方達の間でも意見は分かれており、最終的には何を信じるかになってくる気がします。

また、ミルク育児に踏み切れたのは、母親曰く私は生後1ヶ月頃からミルクで育てられたからです。今は至って健康ですし、体は頑丈な方です。周りにも、ミルクで育てられた方は数人います。そう考えると、ミルク育児も大丈夫だと思えるようになりました。


D-MERの話はここまでになります^^

最後に、私は子供が産まれてから初めて、授乳の大変さを知りました。
自分がD-MERの症状を経験するとか、こんなにも感情的になるようなことだとも思っていませんでした。

赤ちゃんも本当に大切ですが、どうかお母さんの体も同じく大事にし、頑張りすぎず、自分を責めず、なるべく楽に楽に子育てが皆できればいいな〜なんて思っています。それもあり、共有してみました。

ではこのへんで^^

まるこ