ニューヨーク滞在記

ニューヨーク滞在記

米国生活を始めるに際しては色んなブログに助けられました。少なからず同じ事ができればと思い書いています。

【出産】ニューヨーク市内で出産 〜無痛分娩で産んだ編〜

こんにちは^^

先日の促進剤バースプランの投稿に続き、今日は無痛分娩について書きたいと思います。

というのも、無痛分娩自体は知っているけど、アメリカではどうなのか、出産当日はどういう流れなのか、具体的なイメージがなかなかつきにくいかなと思うからです(私は実際にそうでした)。少し痛々しい内容なので、その点ご留意ください、、。もしも気になっている方がいたら、何かのお役に立てたら嬉しいです。

またもちろんですが、あくまで一妊婦の体験談です。お身体の状態、無痛分娩への考え方、麻酔の効き方、お医者さん・病院のやり方、全てそれぞれです。詳細は全てお医者さんと確認されてください。

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Photo by Anna Hecker on Unsplash

 

 
✨無痛分娩を決めた背景
無痛分娩を希望する理由は様々ですが、私の場合は痛みを感じたくなかったのと同時に、アメリカでは産後の入院が平均2泊3日、という点も大きかったです。日本で1週間入院しようが、産後はどのみち多忙で大変ですが、3日後には家に戻り、パートナーと2人で色々回すというプレッシャーもあり、体力をなるべく温存できる無痛分娩を選びました。

妊娠中期の健診でお医者さんに希望を伝え、OKしてくれました(お医者さんとのやりとりについては、バースプランの投稿で、もう少し詳細を載せています^^)


✨お産当日
私の場合はcovid-19の影響で、予定日の2週間前に計画出産になりました。当日の流れとしては、計画日当日の夜に病院にチェックインし、まずは促進から始め、「無痛のお薬が必要になったら、声かけて」とナースさんに言われました。

促進を初めて1時間程経つと痛みがじわじわと増してきたので、早めにナースさんを呼んで「無痛のお薬をお願いします」と伝えました。英語では、「Can we start the epidural?」と言いました(Epiduralが無痛の麻酔のことです)。「Can I get the epidural?」でも伝わると思います。ナースさんに「もう?(Already?)」と冷たい反応をされましたが、「YES」と訴えw、準備してもらいました。

すぐにできると思いきや、1時間程待ちました。ナースさんかお医者さんがすぐにやってくれると思い込んでいたのですが、実際は専門の麻酔科医の方にやっていただく必要があり、その人がちょうどその時忙しかったのですw 深夜を過ぎていたので、人員も少なかったのかもしれません。

麻酔科医の方が分娩室に来てくれた時には、陣痛がかなり苦しかったです。そんな中、「麻酔の注射は腰の部分(脊髄のあたり)に打つので、ゆっくり起き上がって座ってください」と言われました。次に、注射する部分をアルコールで除菌してもらいながら、「注射している時は動くと危ないので(脊髄ですし、、泣)、絶対に動かないでね」と念押しされました。

(ちなみに余談ですが、私はくすぐったがりやで、腰の部分を触られると反射的にビクッとしてしまいます。注射の直前にビクっとしたので、麻酔科医の方も驚いて、「本当にやめて」と言われました泣。今考えると、本当に危なかったなと反省しています。ただ、反射的に動いてしまい、それを制御するにも陣痛がきていて余裕がない為、かなり難しいなと感じました。)

注射の準備中、あまりにも私が苦しそうにしていたので、目の前にナースさんが立って、両手で両肩を撫で、抑えててくれました。あたたかくて、少し安心し、無事動かずに麻酔の注射を打つ事ができました。冷たかったナースさんですが、とても感謝しました😂

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Photo by JESHOOTS.COM on Unsplash



終わったので寝っ転がった後、「もしも痛み止めの量を増やしたかったら、このリモコンのボタンをいつでも押してね。オーバードーズにならないようになってるけど、自由に量を増やせるよ」と説明を受けました。痛み止めの量を追加するには、また注射しなきゃいけないのかなと思いきや、ボタン一つで、私の腰につながっているチューブ(という理解)を通じて、痛み止めの量を増やせるそうです。それを聞いて安心しました。

曖昧な記憶ですが、薬が効いてきたのは、30分〜1時間後だと思います。陣痛も感じなくなりました。と同時に、脚の感覚もなくなって、でも重くて、動かせなかったです。

とはいえ、ずっと促進は続いていて陣痛も徐々に激しくなるので、少しするとまた痛みを感じました。早めにリモコンのボタンを押して、痛み止めの量を増やしてみると、確か15-30分ぐらいすると痛みがなくなった記憶です。それを何回も繰り返し、ほぼ無痛で陣痛を乗り越えました。実際、どれぐらい無痛の効果があるのかは個人差があると聞きますので、ラッキーだったのかもしれません。

出産の正念場で、「もう出てくるのでいきんで!」となった時も、何も感じませんでした。自然分娩であれば、陣痛の波に合わせていきむので、妊婦さん本人もタイミングが分かると思うのですが、無痛分娩ですとそれが分かりません。なのでお医者さんが、私の陣痛の波が分かる(らしい)モニターを見ながら、「はい今!いきんで!」(英語では、PUSH!!と言われます)と言ってくれるので、一生懸命合わせました。無感覚なのでちゃんといきめてるかも分からないのですが、とりあえず顔に圧(?w)がかかった記憶があります。顔が赤くなる、といった感じです。それで、無事に出産を乗り越えました。


✨産後
出産後は麻酔の針もとってくれて、腰に絆創膏を貼ってくれました。「少し痛みがあるかも」と言われました。確かに少し動けるようになってからは、動くたびに腰の部分が痛かったです。

徐々に麻酔が切れてくると、脚の感覚が戻ってきました。それまでは、ずっと重くて無感覚です。また、お股の痛みや、骨盤の感覚も徐々にきました。どんな痛みだったかはあまり覚えていないのですが、チクチクとした感覚があったのは覚えています。骨盤はとにかくゆるゆるで、初めての感覚でした。

いつ完全に麻酔が切れたなと感じたか覚えていないのですが、翌日には完全になくなっていたと思います。

以上になります^^ 少しでも、イメージがつきますように🙏

まるこ